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樹木葬

【東京都の樹木葬】費用相場・おすすめの霊園や選ぶ時の6つのポイントを解説

2024.05.01

【東京都の樹木葬】費用相場・おすすめの霊園や選ぶ時の6つのポイントを解説

近年、家族観やお墓に対する価値観の変化に伴い、樹木や花々を墓標とする樹木葬が人気です。数ある樹木葬の中で自分にぴったりの樹木葬を見つけるには、どのような点に注目して探せばよいのでしょうか?この記事では、東京都の樹木葬の現状と、後悔しないお墓選びのための6つのポイントをご紹介します。

なぜ東京都内で樹木葬が選ばれるのか?

近年、上京して都内で人生を送る方や、先祖代々のお墓を離れ新たに自分のお墓を購入する方など、様々な理由で都内のお墓の需要は増加傾向にあります。また、核家族や単身者が多く、自分たちが亡くなった後で、お墓を継ぐ人がいないという人も増えています。

その需要に対応するように、都内には数多くの永代供養付きの樹木葬が展開されています。土地が広くない都内では、粉骨が必要だったり、納骨壇形式や花壇形式であったりと、多種多様な形態や埋葬方法が取られています。

樹木葬というと、広大な山林に埋葬するイメージを持つ方もいるでしょう。しかし、広い土地の確保が難しい都内の樹木葬は、花々が美しく咲き誇る花壇形式や、墓苑の一角に作られた納骨壇形式のものがほとんどです。東京都内の樹木葬には大自然はありませんが、手入れが行き届いた美しさや、ご遺族がいつでも会いに行けるというメリットがあります。

樹木葬は埋葬方法によって3つのタイプがある

樹木葬には、埋葬方法によって3つのタイプがあります。

  • 個別型:1区画を1人ずつ分けて利用するタイプ。一般墓に近い費用になる場合もある。
  • 家族型:家族と一緒に利用する区画。個別型よりも費用を抑えられる。
  • 合祀型:複数の遺骨をまとめて埋葬するタイプ。最も費用が安い。

樹木葬は一般墓よりも費用を抑えられる場合が多いですが、個別型の場合や、埋葬人数が多い場合は、一般墓と同程度の費用になってしまうこともあるため注意が必要です。また、土地代の高い東京都では、他県よりも高額になる傾向があります。

東京都の樹木葬の相場は、個別型で50万〜100万円程、合祀型は20万円以下でも埋葬できるところがあります。家族型は、既定の人数までの区画費を一括で支払う場合と、1霊増えるたびに追加費用が発生するタイプがあり、納骨可能な霊数によって金額が大きく異なります。希望する埋葬方法と、用意できる予算との兼ね合いを考えておきましょう。

東京都内の樹木葬を選ぶ時の6つのポイント

東京都内で樹木葬の利用を検討する人が増えています。では、東京都内で心から納得がいくお墓を選ぶには、どのようなポイントをチェックすればよいのでしょうか。

樹木葬選びのポイント①自宅からの行きやすさを確認する

「故人に頻繁に会いに行きたい」「家族に会いに来てもらいたい」という方にとって、アクセスの良さはとても大切です。墓苑とは長い付き合いになりますので、10年先、20年先の状況を考慮して選びましょう。

公共交通機関が発達した都内では、電車やバスを利用してお墓参りに行く方も多いのではないでしょうか。公共交通機関でのお参りを考えている方は、所要時間や乗り換え回数などを確認しておきましょう。また、年を重ね、足元が不安になった時のことを考え、最寄り駅のバリアフリー化の状況や、駅から墓苑までの距離や勾配などの情報も大切です。

車での移動を前提とする方は、駐車場の有無や自宅からの距離、道路の混み具合に加え、お盆やお彼岸などの混雑時に停めることができるだけのスペースがあるか、などが重要な条件となります。

樹木葬選びのポイント②自分にとって居心地のいい雰囲気か

都内には、環境づくりにこだわった素晴らしい墓苑がたくさんあります。故人が喜んでくれるような、あるいは自分自身がここで眠りたいと思えるような墓苑を見つけるには、まずは現地に足を運び、墓苑の雰囲気を肌で感じてみましょう。

多くの建物が密集して建つ都内では、墓苑の雰囲気は近隣の環境によっても大きく左右します。「風通しが良く青空が望める場所」であったり、「大きな樹々に囲まれて外界の騒音が遮断されている」など、実際にその墓苑の良さを体感してみることが大切です。

樹木葬選びのポイント③衛生管理や快適な設備が整っているか

樹木葬は自然を活かした埋葬方法のため、土や枯れ葉、雑草など、手入れが必要な要素が多くあります。樹木葬を選ぶ時は、常にきれいに管理されている環境かどうかは重要なポイントです。

また、トイレや休憩場所などの設備が整っていれば、ご遺族が快適に参拝することができます。都内では、徹底したバリアフリー化や車椅子のレンタルなどを行っている墓苑も多くありますので、設備や管理体制もしっかり確認しておきましょう。

樹木葬選びのポイント④ペットの埋葬について確認する

単身や夫婦世帯が多い都内では、ペットが家族の一員として大切にされています。そのため、ペットと共に眠りたいという希望も多く、ペット共葬が可能な樹木葬も増えています。もしペットと一緒に埋葬してほしいという希望をもっているのであれば、それぞれの墓苑によって特色がありますので、希望に合ったスタイルを探しましょう。

しかし、一方でペットと一緒のお墓は嫌だと考える人もいます。ペットと一緒のお墓は、家族や親族の理解を得られない場合もありますので、事前に確認しておくことが必要です。

樹木葬選びのポイント⑤永代供養の埋葬方法

樹木葬は、永代供養付きが主流ですが、その供養方法は墓苑によって異なりますので、自分の希望に沿った埋葬方法を行っているかどうかの確認が必要です。

都内の樹木葬は、13年や33年など一定期間は個別で供養した後、合祀墓へ移されるのが一般的です。合祀後は個人の遺骨を取り出すことはできません。永代にわたり個別墓や家族墓で供養してくれる樹木葬もありますが、年間管理料がかかることが多くなっています。

また、敷地を大きく使えないため、小さな骨壺に収めるために粉骨しなければならない墓苑もあります。

樹木葬選びのポイント⑥費用の内訳と支払い方法を確認する

樹木葬を選んだ場合、必要となる費用は墓苑の使用料、永代供養料、埋葬料、銘板彫刻代などです。全てを初期費用として一括で支払う場合や、墓苑使用料だけを初期費用とし、その他を追加費用として後から支払うなど、お墓によって価格設定はさまざまです。契約の際は初期費用に何が含まれているか、後の支払いはいくらになるかを確認しておくことが大切です。

ココ・プランニングがおすすめ東京都内の樹木葬

株式会社ココ・プランニングがおすすめする、都内にある樹木葬を3つご紹介します。

美しい里山の景色が魅力「町田市 町田樹木葬 ほほえみの樹」

630年以上の歴史を誇る古刹、妙福寺の約4000坪の広大な境内にある「町田樹木葬 ほほえみの樹」。バラをはじめとする美しい花々は専門家が定期的に手入れを行い、日々参拝者の目を楽しませています。東京都とは思えない、美しい里山の雰囲気の中に、絶妙に溶け込んだ花々が咲き誇る庭園は、見る者の心を奪う美しさです。

1霊から4霊までの希望の人数で契約し、あとから1霊単位で納骨数を増やすことも可能です。全ての樹木葬が永年タイプで、後に移動されることなく、永代にわたり同じ場所で眠ることができます。また、ペット共葬も可能です。

徒歩圏内にある希少な樹木葬「板橋区 板橋樹木葬 ほほえみの樹」

都営三田線「西高島平駅」から徒歩約6分のところにある「板橋樹木葬 ほほえみの樹」。定期的に専門のスタッフにより手入れされた花壇は、年間を通して季節の花が咲き誇っています。墓石がなく、見渡す限り花壇が広がる光景は墓苑とは思えない美しさです。

13年個別で供養しその後合祀される13年プランと、合祀されずに、同じ場所で眠れる永年プランがあり、選ぶことができます。こちらも、ペット共葬が可能な区画があります。

東京タワーの真下に眠れる「港区 瑠璃光寺 ふれあいの碑」

東京タワーの足元にある由緒ある寺院、瑠璃光寺の樹木葬です。都営大江戸線赤羽橋駅から徒歩4分の恵まれた場所にあり、都内の中心部エリアにお住まいの方にはとても通いやすい立地です。

港区近郊に長くお勤めされていた方にとっては思い入れのある土地であり、終の棲家の選択肢のひとつになるのではないでしょうか。33年間この場所で供養され、その後合祀されます。

樹木葬を選ぶ際の注意点

樹木葬には、従来のお墓とは異なる考え方やルールがあるため、検討する際にはいくつかの点に注意が必要です。樹木葬を購入する前に確認しておきたい注意点をまとめました。

樹木葬について事前に親族の理解を得ておくことが重要

樹木葬は、近年利用する人が増えているものの、まだ歴史の浅い埋葬方法です。昔ながらのお墓に馴染みのある方々にとっては抵抗を感じるかもしれません。墓石がない、合祀後は遺骨を取り出すことができない、という点などに不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。樹木葬を希望する際は、事前に関係する親族にしっかりと説明し、同意を得ておくことが大切です。

お供え物ができるか個別で墓苑に確認しておく

樹木葬は自然に還る新しいお墓の形です。一般的な墓地とは異なり、お線香や供花などのお供えに関するルールが異なる場合があるため、事前に確認しておくことが重要です。お供え物をしたい場合は、事前に墓苑に確認し、許可されているものを持参するようにしましょう。

いつ訪れても美しい墓苑になっているか 管理体制を確認する

春や夏は美しい花々で彩られた樹木葬も、冬には寂しい雰囲気になってしまうことがあります。実際に冬に足を運んで見学し、四季折々の景観を確認しましょう。年間を通して美しい花を咲かせるためには、造園に力を入れている墓苑を選ぶことが重要です。園芸スタッフが常駐している墓苑であれば、季節に合わせた花壇管理が期待できます。

入念な下調べで納得のいくお墓選びを

樹木葬は、明確な定義がなく、墓苑によって埋葬方法や形態が大きく異なる場合があります。満足できる樹木葬を選ぶためには、事前にインターネットや資料請求で、しっかりとした下調べを行うことが重要です。

そして、実際に足を運んで見学し、雰囲気や設備を自分の目で確認しましょう。少しでも疑問に感じたことがあれば、スタッフに質問して、疑問点を解消しましょう。このコラムを参考に、ぜひ様々な墓苑に足を運んでみてください。

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